明豊物流の従業員に労災認定で問われる就業体系

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明けましておめでとうございます。

今年最初の投稿です。

すでにご存知の方も多いかと思いますが明豊物流(東京都町田市)の元従業員が労災認定を受けていた件について取り上げていきます。

求人サイトからの情報ですがhttp://www.baitoru.com/cjlist207258/comp明豊物流株式会社こうして募集要項を見ると募集人員が30人というのが何とも怪しい雰囲気を醸し出していますな。

(募集人員があまりに多い企業は、おそらく離職率が高いため大量採用の方針をとっているのでしょう。)

さて、労災認定を受けた元従業員の女性(配送ドライバー)はアルバイトとして入社をしました。

のちに正社員として勤務していましたが、やがてうつ病を発症されました。

多い時では一日20時間を超える信じられないような超過勤務と上司からのパワハラによって健康を害し、休職中に解雇されるという結果になったというのです。

元従業員の証言の中で「奴隷ではなく人間として働きたい」という言葉には重みがあります。
就業体系を改善するにはどのような対策が必要か?
近年になってようやく注目されるようになってきて各企業でさまざまな改善策が試みられているとはいえ、その大部分が大手企業といえます。

日本にある企業の大半が中小企業だというのに、ほとんどの中小企業では労働改善の対策が進んでいないのが実情です。

ストレスチェックを全従業員に義務付けたり、社内に専門の相談窓口を設けたりと確かに改善へ向けての動きは見られます。

やはりその進捗状況はそれほどでもないようです。

従業員の間でも気軽に相談できるような人間関係の構築を図ったり、労働条件の改善(残業時間の削減など)といった対策が積極的に行われるようにするべきです。

ただ、厚生労働省でもブラック企業対策としてインターネットを使った企業の監視体制や月100時間の残業を行う企業への監督指導を徹底させるなど行っていますので、その効果に期待したいところです。

個人的な昔話で恐縮ですが、私も過去に似たような業種の会社に勤めていた過去があります。

やはり今で言うところのブラック企業であったと断言できます。

ただ、明豊物流のように長時間労働というわけではなくむしろ従業員間によるパワハラに悩まされていたのですが自分のやりたい仕事だったので我慢しながら続けてきました。

あまりお世話になった企業に対して愚痴をこぼすような事は出来ることならしたくないのですが、在籍中はストレスを抱えて不安定な状態になっていました。

パワハラの原因は私自身にも一端はあったのですが、執拗な嫌がらせに悩ませており毎日が苦痛でした。

こういった企業が少しでも減ってくれるよう祈るばかりです。

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